日本コカ・コーラによる拡張現実アプリ「自販機 AR」が登場した。
コカ・コーラとARを掛け合わせて何をしようというのか? というと、実はこのアプリ、節電に対応した同社の「ピークシフト自販機」と連動したもの。アプリを起動して自販機の前面および側面にかざすことで、ポーラーベアがマーカーとして働き、12パターンのアニメーションが楽しめるという。
時間帯や天候状態に応じて、ポーラーベアが異なった動きをしてくれるというわけだ。
仕様的な話をすると、4時間帯・3天候に応じたアニメーションは、端末の内蔵時計、GPS情報をアプリが取得することで切り替わる仕組み。自販機側には余計な機能を付加せず、かつユーザーの購買体験を盛り上げるための工夫と言えるのではなかろうか。
自販機内のドリンクもマーカーとなっており、こちらは放映中のTVCMの閲覧、コカ・コーラFacebookページへのジャンプに対応する。「テレビはあまり見ないけどコカ・コーラのCMは見たい」というファンには願ったり叶ったりだ。
なお、現時点では「コカ・コーラ」および「コカ・コーラ ゼロ」のペットボトルがマーカーとして機能する。近所にコカ・コーラの自販機がなくても、コカ・コーラのペットボトルを買ってくれば自販機 ARを楽しめるのだ。
ちなみに、この自販機 ARは「AR 三兄弟」と同社の共同開発製品。4月25日よりApp StoreとGoogle Playにて無料でダウンロード可能だ。同社によれば、自動販売機や自販機内ドリンクのARマーカーとしての利用は世界初の試みだという。
今回提供される映像は「第一弾」としている。今後、コカ・コーラの周りにどんな拡張現実が広がっていくのだろうか。注目したいところだ。