低価格シリーズの新モデル
見た目の華やかさやスペックの派手さで勝負!というよりも、国産メーカーならではのきめ細かく安心感ある作り、そしてかゆいところに手が届く構成といった、いい意味で堅実さあふれるマシンを、数多く世に出しているエプソンダイレクト。趣味で楽しむマシンとしては少々物足りないところがあるかもしれないが、仕事でバリバリ使い倒せる1台として、愛用しているユーザーも多いのではないだろうか。
そんなエプソンダイレクトの「Endeavor S」シリーズといえば、要所はBTOでカスタマイズでき、価格はリーズナブルに抑えられたお買い得なシリーズ。そのラインナップにこの10月から新たに追加されたのが、今回紹介する「PU100S」だ。
試用したマシンのおもな仕様 | |
---|---|
モデル名 | Endeavor PU100S |
OS | Windows® 7 Home Premium 64bit Service Pack 1 (SP1) 適用済み |
CPU | Core i5-3470S(2.90GHz) |
メモリー | 4GB(PC3-12800) |
HDD | 500GB(7200rpm) |
光学ドライブ | スリムスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込) |
ディスプレー | 21.5型液晶(1920×1080ドット) |
価格 | 6万4890円 |
ディスプレー一体型を新採用
外観的に目を引くのは、これまでの同社ラインナップには無かった、ディスプレー一体型のフォルムを採用している点だ。これによりディスプレーを別に用意する必要がなく、同社の省スペースデスクトップPC「AY321S」と21.5型液晶ディスプレーを設置した場合と比べて、30%以上の省スペース化を実現。デスク上の限られたスペースにもスッキリと置けるようになった。
ディスプレーは21.5型のフルHD液晶。画面の大きさもさることながら高解像度ということもあり、作業領域はそのスペックから来るイメージよりも、さらに広く感じる。ブラウザーとテキストエディタといった2窓での作業も、ウインドウが重なり合うことなくできる。
また、ノングレア液晶を採用している点にも注目。光沢液晶を好むユーザーも多いと思うが、ディスプレーと長時間にらめっこしても目への負担が少ないノングレアのほうが、仕事で使うなら断然良い。また、一般的な職場だと照明が蛍光灯であるところが多いと思うが、光沢液晶でよくありがちな蛍光灯の映りこみも、ノングレアならまったく気にならない。
ディスプレー面の下部には、スピーカーが内蔵されており、また同じくディスプレー面の上部には内蔵マイクも配置。ただし、ムービーカメラのほうは内蔵されていないので、打ち合わせなどでSkypeのビデオ通話をよく活用したいユーザーは、別途Webカメラを用意する必要がある。