ドコモ秋モデルとして、ドコモでは初となるファーウェイ製スマートフォン「Ascend HW-01E」がリリースされた。FeliCaを搭載するなど、国内向けのカスタマイズもなされている。
ファーウェイ(HUAWEI/華為技術)は国内ではデータ端末の印象が強い中国メーカーだが、基地局設備ではすでに世界トップクラス。スマートフォンでも急速にシェアを伸ばしている。国内でもイー・モバイル(関連記事)やソフトバンク(関連記事)向けに端末をリリースしてきた。
今回ドコモから登場する“Ascend”は、同社のラインナップの中でもハイエンド端末に付けられるブランドだ(関連記事)。
ドコモでは「with series」に位置づけされているが、実際にスペックは豪華。まず通信ではXiに対応し、CPUはXi対応スマホで定番のSnapdragon S4 MSM8960(1.5GHz、デュアルコア)。ディスプレーは4.5型液晶で、画面解像度は720×1280ドット。カメラは約1310万画素(裏面照射型)で、バッテリー容量は1800mAh。
ドコモ向けには初のスマホながら、国内ユーザー向けの機能も充実しており、FeliCa/ワンセグ/NOTTVに対応(赤外線/防水/Qiには非対応)。
特徴的な機能としては、“世界最速”をうたう起動時間で、なんと約5秒。映画館や病院など電源をオフにしなければならない環境から出たあと、すぐにスマホを使えるようになる。
ファーウェイが日本のユーザー向けに本気を出したスマホの性能がいかほどか、注目の1台と言えるだろう。発売は10~11月の予定。
「Ascend HW-01E」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約65×131×9.9mm |
重量 | 約135g |
CPU | Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHz (デュアルコア) |
メモリー容量 | ROM:8GB/RAM:1GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 4.0 |
Xi対応 | ○ |
3G最大通信速度 (下り/上り) |
14Mbps/5.7Mbps |
無線LAN | ○ |
テザリング | ○(最大8台) |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素CMOS /イン:約130万画素 |
バッテリー容量 | 1800mAh |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
NOTTV | ○ |
赤外線 | × |
防水/防塵 | ×/× |
Qi | × |
miniUIM | ○ |
連続待受時間(3G/LTE) | 約360時間/約230時間 |
連続通話時間(3G) | 約400分 |
カラバリ | White/Black |
発売時期 | 10~11月 |