ソニーから、同社初となる本格的なポータブルヘッドフォンアンプ「PHA-1」が発表された。10月10日発売予定で、希望小売価格は4万9350円。
iPhoneやiPod、iPadなどのデジタルオーディオ出力に対応するヘッドフォンアンプで、PCとの接続にも対応するほか、アナログ入力端子を備えておりウォークマンの接続も可能だ(WMポート変換ケーブルが付属)。
バッテリーも内蔵しており、アナログ接続で10時間、iPodなどとのデジタル接続で5時間の稼働ができる(iPodなどの充電は行なわない)。
PC接続時には24bit/96kHzのハイレゾ音源にも対応。また、PC側のジッターから分離された新たなクロックを内部生成する非同期方式を採用しており、ジッターを低減した高音質な音の再生が可能だ。PCとはUSB接続だが別途ドライバーを導入する必要はなく、バスパワー駆動となるのでヘッドフォンアンプ側のバッテリーを気にせず利用できる。
DACにはWolfson Microelectronics社製の「WM8740」を採用。また、オペアンプとしてTexas Instruments(TI)社製「LME49860」を、出力段には同じくTIの「TPA6120」を搭載する。
ボディーにはアルミ素材を採用して外部ノイズを低減。側面にはゲイン切り替えスイッチを搭載しており、さまざまなヘッドフォンに対応できる。