スリムボディに高性能を凝縮
拡張性に優れ、メンテナンスのしやすさなどから根強い支持を得ているセパレートタイプのデスクトップPC。なかでも設置場所をとらない省スペースなスリムタワーPCは、机周りをすっきりさせたいというユーザーに人気が高い。
エプソンダイレクトが販売している「Endeavor TY1100S」も、そうしたスリムタワーPCのひとつ。幅約98mmという薄型ボディーに、インテルの第3世代Core iシリーズをはじめとする高機能を凝縮しているのが特長だ。
製品名の末尾に「S」がついているのは、本製品がBTOのオプションや保守サービスを個人・SOHO向けに絞ることで低価格を実現した「Sシリーズ」の1機種であることを示している。通常の「Endeavor」シリーズに比べると、BTOで選べるオプションの選択肢は少ないものの、CPUやストレージなどの基本部分はある程度、自分の好みを反映させることが可能だ。
基本構成はインテルCore i3-2120(3.3GHz)で、メモリーは4GB。ストレージはHDD1TBなどとなっており、直販価格は54,810円から。CPUをクアッドコアのCore i7-3770(3.4GHz)に変更した場合でも、7万5810円とリーズナブルな点は見逃せない。
なお、今回試用したのは、CPUにCore i7-3770(3.4GHz)を採用したカスタマイズバージョンで、8GBのRAM、NVIDIA GeForce GT 430なども搭載。また、ストレージは128GBのSSDと1TBのHDDの2基が装備されており、SSDの方がCドライブに割り当てられていた。
試用機の主な仕様 | |
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CPU | Core i7-3770(3.4GHz、ターボ・ブースト時最大3.9GHz) |
メモリー | 8.0GB(DDR3-12800) |
チップセット | インテル H77 Express |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT 430(1GB) |
ストレージ | SSD128GB(MLC)+HDD1TB(7200rpm) |
光学式ドライブ | スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込) |
OS | Windows 7 Home Premium SP1(64bit) |
直販価格 | 11万9910円 |