7月30日、ニフティは個人でもアプリケーション開発を気軽に行なえるPaaS(Platform as a Service)「ニフティクラウド C4SA(シーフォーエスエー)」正式版を発表した。
ニフティクラウド C4SAは、IaaSであるニフティクラウドをベースに、アプリケーションの開発環境を提供するPaaS。8月のサービス開始時は、言語としてRuby、Perl、Python、PHP、フレームワークとしてRuby on Rails、CakePHP、Djangoなどがサポートされており、今後はnode.js、Javaにも対応していく予定。また、アプリケーションとしてWord Press、Puki Wiki、concrete5、CandyCane、データベースとしてMySQL(共有)に対応する。
サービス利用に際してはNiftyでのログインアカウントを新規作成しなくても、ソーシャルログインが可能。FacebookやTwitter、GitHub、Google+などでログインできる。インフラ部分のファシリティやハードウェア管理は不要で、テンプレートも用意されている。そのため、アプリケーション実行環境の構築にかかる時間は約1分で済むという。
また、コマンド操作も含め、一通りの機能をすべてWebブラウザから行なえるのも特徴。開発だけではなく、実際の運用まで行なえる信頼性やスケーラビリティを持ち、スケールアウトだけではなく、スケールアップにも対応する。複数ユーザーでの作業を可能にする「コラボレーション機能」も提供され、変更履歴やバージョン管理などの機能も利用できる。
C4SAでは、1つのアプリケーションの実行環境を「キャンバス」と呼んでおり、課金はキャンバス単位で行なわれる。1キャンバスあたり月額945円から提供される。9月末までキャンバス無料キャンペーンを実施するという。