キヤノンから、コンパクトデジタルカメラ3製品と無線LAN接続に対応したコンパクトプリンター1製品が発表された。
コンパクトデジタルカメラは、IXY最上位機種となる「IXY430F」(予想実売価格2万5000円前後)と、PowerShot Aシリーズの最上位機種「PowerShot A4000IS」(同1万4000円前後)、同じくPowerShot Aシリーズのエントリーモデルとなる「PowerShot A2400IS」(同1万1000円前後)で、いずれも8月2日発売予定だ。
無線LAN連携を強化!「IXY430F」
IXY430Fは無線LANを内蔵し、スマートフォンとの連携が可能。撮影した画像や動画をスマホやPC、別の無線LAN対応デジカメなどに送信できる。この機能は従来機種にも搭載されていたが、IXY430Fでは新たにスマホのGPSを利用して撮影画像に位置情報を付与できる「GPSモバイルリンク」機能を搭載した。
専用アプリ(CameraWindow)で位置情報と時刻を記録することで、スマホとデジカメを無線LANで同期させた際に画像の撮影時間と位置情報の時間を自動で照会し、適合する画像に位置情報を付与する。スマホのGPS情報を利用することで、より正確な位置情報を付与できるという。
また、これまでiOS端末でしか利用できなかったカメラとスマホの直接接続がAndroidスマートフォンでも可能になった。ただし、動画については従来通りiOSデバイスのみ対応となる。
さらに、PictBridgeをネットワークで利用するための新規格である「DPS over IP」にも対応。対応プリンター(後述)に対して無線LAN経由でデータを送信してプリントアウトできる。
撮像素子には1610万画素のCMOSセンサーを採用し、光学5倍ズームレンズを搭載。背面には3.2型のタッチパネルディスプレーを装備し、フルHD動画撮影も可能だ。
売れ筋モデルの機能を受け継ぐ「PowerShot A4000IS」
PowerShot A4000ISは現在コンパクトカメラで絶大な売れ行きを見せる「IXY 600F」の特徴的な機能を搭載する機種。Aシリーズでは初となる光学8倍ズームレンズを搭載し、32のシチュエーションから最適な撮影設定を自動選択する「こだわりオート」、撮影シーンに合わせて手ブレ補正制御を自動選択する「マルチシーンIS」を利用可能だ。
撮像素子は1600万画素のCCDセンサーを採用し、背面には3型の液晶モニターを搭載。HD画質での動画撮影が可能となっている。
1万円弱でも機能盛りだくさん!「PowerShot A2400IS」
PowerShot A2400ISは約1万円弱という価格ながら、こだわりオートとマルチシーンISを搭載。撮像素子には1600万画素のCCDセンサーを採用し、光学5倍のズームレンズを搭載。背面には2.7型の液晶モニターを装備し、HDクオリティーの動画撮影にも対応する。