7月4日、日商エレクトロニクスは神奈川県横浜市に「横浜データセンター」を開設したと発表した。
横浜データセンターは、都心から約37km、海岸線から約9km、標高48mに建設。災害リスクを考慮し、水害や液状化の危険が少ない硬質な地盤を選んでいる。都心からの交通アクセスにも恵まれており、災害対応時にも来館可能という。
地上5階建てで、総面積は約1万3000平方メートル。セキュリティとして、生体認証(虹彩認証)、非接触ICカード、自動改札のように扉(フラッパー)で非認証者の侵入を防ぐ「フラッパーゲート」、1人の認証で複数の人間が入場することを防ぐ「マントラップ」、ITVカメラを採用する。
建屋は「ハイブリッドTASS構法」による免震構造、電源・空調は冗長構成を採用しており、BCPやディザスタリカバリに対応する。また、特別高圧6万6000ボルトを2系統で受電しており、発電装置は停電時にも48時間連続運転が可能。さらに燃料自動給油システムを採用しているため、災害時でも継続して運転できるという。