7月2日、Winny開発者である金子勇氏が社外取締役を務める通信ソフトウェアベンダーSkeedは高速ファイル転送ソフト「SkeedSilverBullet」にてクラウド連携機能を強化した新バージョン「Ver.2.1」の提供開始を発表した。
新バージョンでは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の「Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)」、ニフティの「ニフティクラウドストレージ」に対するファイルの直接の読み書き、シームレスなシステム間連携などが可能になる。
同社はAWSおよびニフティから技術的助言を受けつつ、専用の検証用環境を用いた性能チューニングを実施。SkeedSilverBulletの特徴である高速性を損なうことなく、ローカルストレージを扱うのと同様のシームレスなクラウドストレージアクセスを実現することに成功したという。
Skeedが東京の事業所にて実施したAmazon S3に対するファイル転送の性能試験では、通常のHTTPを用いた方法に比べて、東京リージョンでも約30倍、米国東海岸リージョンでは約40倍の性能向上が確認されたとしている。