国内のSSD市場でも人気のブランドであるPLDS社のPLEXTOR。南港展覧館にブースを出展する同社だが、興味深い新モデルを見つけることができたので紹介しておこう。
新モデル「PX-M5S」シリーズが夏にも発売へ
期待通り確認できたのが「PX-M3P」シリーズに続く新モデル「PX-M5S」シリーズだ。半ば冗談半分で「なぜ順番通りのM4ではないのか?」という質問には同社でRegional Manager Channel Marketing & Sales Div. Optical Disc Drive B.U.を務めるAddy Chen氏が答えてくれた。「それはC社と同じだからだ(笑)。というのはジョークとして、台湾のメーカーであるPLDSにとっては“4”という数字はあまり気分の良いものではない」とのコメント。それほど深い意味はないようで、日本通でもある同氏からは「日本も同じですよね」と指摘いただいた。
肝心の製品本体はコントローラには従来通りMarvell製「88SS9174」を採用。そしてNANDフラッシュにはMicron製を使用しているという。位置付けとしてはエントリーモデルとなりそうで、容量ラインナップは64GB、128GB、256GB、512GBの4モデル。早ければ今月末から出荷が開始される予定だ。
PLEXTOR社員も使いたいSSDの限定版「NINJA」
もうひとつ気になるのが「カスタムファームウェアを搭載した限定版の新型SSD」という「NINJA」だ。深紅のアルミ製筺体が見た目にもスペシャルな印象だが、完全限定生産で出荷も少量という。その証拠に本体にはシリアルナンバーが刻印されていた。
そもそもの発端は「社内のR&Dチームと皆が作った非公開のファームウェアを搭載して遊んでいたが、コレ発売したら面白いんんじゃないか?」というのが理由とか。採用するのは高耐久の東芝製34nmMLC NANDフラッシュで、それを聞いただけでも購入を決めたユーザーも多いはず。ラインナップは256GBの1モデル。夏には発売したいとのことだったので楽しみに待ちたい。
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