花王と味の素は5月29日、健康ソリューションビジネスで事業提携すると発表した。
提携により両社は、 “メタボリックシンドローム”と“運動器症候群”の予防・改善に向けて、個人を対象とする総合健康ソリューションを提供。「アクティブシニア社会」の実現を目指す。
具体的には、HCC社の「QUPiO」が、数年以内に個人向け健康サポートプラットフォームを構築。従来の「QUPiO」により確立した健診データ活用のノウハウに、味の素の「アミノインデックス技術」を活用したメタボスクリーニング情報や、アミノ酸解析に基づく適切な食メニュー情報の提供を加え、一人ひとりの健康状態に応じた生活改善カウンセリングを充実する。
将来的には「QUPiO」を生涯の健康ポータルへと発展させ、2020年までにID数を現在の約130万から500万以上に拡大。「QUPiO」をブランドとして活用した事業展開を目指す。
提携にあたり味の素は、花王の100%子会社ヘルスケア・コミッティーに、33.4%の出資と役員の派遣を決定した。