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最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第9回

夏モデルのARROWSスマホは4コアのTegra 3搭載で決まり?

2012年02月28日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 「Mobile World Congress 2012」会場内の富士通ブースでは、同社が日本でリリースしているスマートフォンやその技術を展示。中でも注目は「Ultra Hi-Spec」と銘打たれたサンプル機だ。

これが富士通夏モデルスマホのメインスペックか!?

 このサンプル機の主なスペックとしては、1.4GHz動作のクアッドコアCPU(NVIDIA「Tegra 3」)に加えて、HD解像度の4.6型液晶、防水・防塵対応、1310万画素カメラ、そしてOSはAndroid 4.0と、今回のMWCのトレンドに乗った組み合わせになっている。

 筐体の外観を見る限りは、国内でリリースされている端末を流用した感じのものではない。というわけで、説明員に話をうかがったところ、日本でも夏くらいに発売を予定しているモデルのサンプルとのこと。

 なお、通信機能ではLTEに対応している点を考えると、現在NTTドコモからリリースされている「ARROWS X」の後継機と考えるのが自然ではないだろうか。

防水・防塵対応でクアッドコア搭載といっても、大柄という印象はない。外観は変更の可能性が高そうだ

サンプル機は実際に来場者が操作できた。3Dゲームはさすがにスムーズ

 さて、MWCで展示しているとなれば、海外の通信キャリアやユーザーへのアピールも意識しているはずだが、「具体的に導入が決まっているわけではないが、すでにいくつかの事業者とは話をしている最中」だという。

 具体的な本体サイズやデザイン、スペックについては最終形ではなく、ソフトウェア的にもまだ若干不安定な感じだったが、実際に手にとって操作することもでき、3DゲームではTegra 3の高性能を体感することができた。また、バッテリー容量の大型化も意識しているようだった。

指紋認証ユニットも用意されていた。Android 4.0搭載予定だが、画面下部のキー類はこれまでのスマホと同様の「MENU」「ホーム」「戻る」の並びだった

防水・防塵対応なので、キャップ類はしっかりしたもの

 このほか富士通ブースでは前述のように日本でリリースしている端末が展示されていたが、一番目立つ形でアピールされていたのは防水(Waterproof)への対応だ。水槽に沈めた端末を操作するデモは、特に多くの人の興味をひいており、記者の目の前にいた来場者も「日本は雨が多いから、防水が必要なのか?」と、質問を繰り返していた。

端末を水槽に浸している様子は来場者にもインパクトがあったようだ

6.7mmで防水対応のARROWS ESやWindows Phone端末なども

こちらは耐衝撃性能のデモ

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