バッファローは19日、最大8チャンネルの同時録画が可能な地上デジタル放送対応テレビレコーダー「DVR-Z8」など、レコーダー3製品を発表した。価格はオープンプライス。
DVR-Z8は地上デジタル放送チューナーを8台分内蔵し、同時に最大8チャンネル分のテレビ放送を、全番組丸ごと録画できるレコーダーである(BS/110度CSには非対応)。内蔵HDDは2TBで、H.264形式ビットレート8Mbpsで最大2日分、ビットレート2Mbpsなら最大8日分(1500時間)の全チャンネル録画を可能としている。画質は3段階(2/4/8Mbps)から選択できる。
製品コンセプトとしてはレコーダーを使い慣れたマニア向けではなく、全チャンネルのまるごと録画により、ユーザーの不満が多いという「予約録画」「見忘れ」を廃するという簡単・便利を追求した製品である。リモコン上の「タイムシフト」ボタンを押すと全チャンネル分の番組表が表示され、選択した番組を再生できるなど、手軽さを重視した設計となっている。ライブ放送と同様の感覚で、録画された過去の番組もザッピングできる。
8チャンネル分の同時録画を実現するために、本体前面に8枚のmini B-CASカードを挿入している。アンテナ入力は1系統なので、外部のアンテナ分配機等は不要。全録用以外に300GB分の保存・予約領域を用意しており、全録番組の保存のほか、番組や時間を指定しての一般的な番組録画もできる。指定予約録画の際には、全録用とは別のチューナーを使い、高画質なDRモードでの録画となる。また、全録番組を外付けのUSB HDDにダビング保存もできる。
シンプルさを重視した製品であるため、録画番組のネットワーク配信やダビング・ムーブ、光ディスクへの書き出し等には対応しない。
予想実売価格は10万円前後で、発売時期は12月中旬の予定。