Appleは6月6日、無料クラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」を発表した。
iCloudは、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows PC上のアプリケーションとシームレスに連動。ユーザーのコンテンツは、iCloudにワイヤレスで自動保存され、そこから全デバイスに自動的にワイヤレスでプッシュ配信される。また、使用中のデバイスのひとつに変更があると、ユーザーの全デバイスがワイヤレスで更新され、情報やコンテンツを最新状態に保つことができる。
さらに、無料サービスとして、従来のMobileMeサービス(連絡先、カレンダー、メール)が、iCloudとシームレスに連動するように再設計されているため、ユーザーは友人や家族とカレンダーを共有し、me.comでホストされる広告表示のないプッシュ型メールの利用が可能となる。
このほか、App StoreやiBookstoreで購入したiOSアプリケーションや書籍が、ユーザーの全デバイスにダウンロードでき、自身の購入履歴も確認できる。
iCloudの正式バージョンは今秋、「iOS 5」と同時にサービスを開始する予定だ。