猫を見つけると、まず足を止め、その場でしゃがんで(猫を驚かさないようにするため)、にこっと微笑んで(笑顔が猫に通じているかどうかは別にして)、おもむろに指を差し出してみる。そして指先を動かしてみる。
そのとき、猫がこっちを気にしながら、いつでも逃げられる姿勢で緊張していたりすると「あ、怖がられているな」とわかる。リラックスしていたら、近寄らせてくれる。
「やあ」と挨拶しながら近寄って行って、またしゃがみ、もう一度指を差し出してみる。
すると、指に釣られてトコトコと近づいてくるヤツがいる。とてもうれしい瞬間だ(冒頭写真)。
あまりに急に来られると撮影が間に合わないし、時には指先をすり抜けて後ろに行っちゃうヤツもいたりして、それはそれで撮れなくて困るわけだが、運良く広角レンズのカメラを持ってたりすると、こんな瞬間を撮れるのだ。
まずは、とある民家の庭先に紐でつながれていた猫。
この家の前は何度も通っているのだが、猫がつながれていたのはこのときだけ。年末だったから、大掃除をしていたとか、模様替えをしていたとか、何かの理由で外に出されてたのだろう。
とても毛並みのいい猫で、指を差し出したら、人なつこく“くんくん”してくれた。
ふわふわのクロネコで、“くんくん”しながらこっちをじっと見ていた顔が印象的。
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