エフセキュア モバイル セキュリティ for Androidは1年間3500円から
エフセキュア、盗難対策搭載のAndroid用セキュリティ
2011年05月12日 06時00分更新
5月11日、エフセキュアはAndroid端末をサポートするセキュリティ製品として「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」の販売開始を発表した。
エフセキュアでは「Symbian OS」対応のスマートフォン用セキュリティ製品を以前よりワールドワイドで提供しているが、Android用製品はこれが初で、他国に先駆けて日本での先行発売となる。
エフセキュア モバイル セキュリティ for Androidのおもな機能は、
- マルウェア対策
- 盗難・紛失対策
- ブラウザ保護
- ペアレンタルコントロール
となる。
マルウェア対策は、PC向けセキュリティソフトで一般的なリアルタイムスキャンではなく、アプリケーションのインストール時やSDカードへのアクセス時に自動スキャンを行なう。ほかに手動スキャンも可能だ。
盗難・紛失対策は、エフセキュアのAndroid用セキュリティ製品の大きな特徴で、外部からSMS(ショートメール)を送ることで、端末の操作ロック(リモートロック)やデータ消去(リモートワイプ)、さらに現在位置をSMSで返信する「位置情報通知」などがある。さらに、SIMカードを差し替えられても自動的にロックし、SMSで通知する「SIMカード情報通知」も用意されている。
同社では、現時点でのスマートフォンに関連するセキュリティ上の問題は、マルウェア感染より紛失が多いと見ており、エフセキュア モバイル セキュリティ for Androidではこうした状況にも対処できることになる。
ブラウザ保護は、不正なサイトへのアクセスを制限する機能だ。マルウェア対策と併せた二重保護機能と位置づけており、フィッシングサイトやマルウェアの配布サイトなどへのアクセスを未然に防ぐ。クラウド技術を使ったレピュテーションシステムを採用しており、端末の負荷を最小限に留めているという。
ペアレンタルコントロールは、性的・暴力的な表現など、子供に悪影響を及ぼす可能性のあるサービスやコンテンツへのアクセスを制限する機能だ。エフセキュアが自前で作成したURLデータベースは、3種類のプロファイルと16種類のカテゴリに分けられており、保護者がアクセス制限をかけることができる。
対応OSは、Android 2.1、2.2、2.3。対応キャリアは、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、イー・モバイル。ただし、auではSMS(Cメール)の仕様により位置情報通知が使えないなど、キャリアや端末ごとに対応/不対応がある。詳しくは、同社Webサイトの検証済端末一覧を参照のこと。
価格(税込)は、1年版が3500円で2年版が5250円。同社のオンラインストアおよびBBソフトダイレクトで販売する。
集中管理が可能な企業向けもバージョンも用意
エフセキュアは、6月20日には法人向けの「エフセキュア プロテクション サービス モバイル」を出荷する。これは、エフセキュア モバイル セキュリティ for Androidからペアレンタルコントロールを除き、集中管理を行なう「管理ポータル」機能を追加したものとなる。
管理ポータルからは、リモートロックやリモートワイプの指示を出せるほか、一斉メールの送信、ログ機能なども備える。また、本アプリのインストール支援として、ダウンロードURLやアクティベーションキーをSMS送信する機能も用意されている。
契約台数 | 1年 | 2年 | 3年 | 更新1年 | 更新2年 | 更新3年 |
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1~24台 | 3150円 | 5670円 | 7875円 | 3150円 | 5670円 | 7875円 |
25~99台 | 2835円 | 5103円 | 7088円 | 2835円 | 5103円 | 7088円 |
100~299台 | 2426円 | 4368円 | 6069円 | 2426円 | 4368円 | 6069円 |
500台以上 | 1985円 | 3570円 | 4967円 | 1985円 | 3570円 | 4967円 |