3日夜、アップルは新しいiMacを発表した(関連記事)。例によって即日発売(日本では時差のため翌日)で、4日には一部の販売店にその姿を現わしている。早速、東京・銀座にあるアップル直営店の「Apple Store Ginza」を取材して、「初モノ」のデモ機を触ってきた!
最低でも4コア! CPUが大きく進化した
今回のiMacでポイントとなるのは……
- CPUが第2世代のCore iシリーズ(Sandy Bridge)に変わった
- 新しいインターフェースの「Thunderbolt」を採用
- ウェブカメラがHD対応(FaceTime HD)になった
という3点。アルミを基調とした外観は2007年から6世代ほど基本的に変わっていないが、時代に合わせて中身を進化させてきた感じだ。
特に今回はCPUの進化が目覚ましく、全モデル標準で4コアのCore i5を搭載した(従来は27インチの最上位モデルのみ4コアで、他は2コア)。クロック周波数だけ見ると従来モデルよりも低いが、性能はこちらのほうが上。Mac OS X自体など、マルチコア対応のソフトで使うことでその差がグッと出てくる。
さらにオンラインのApple Storeなどでカスタマイズすれば、より高性能なCore i7(こちらも4コア)に乗せ変えられる。4コアといえば、以前はMac Proの専売特許だったが、それが10万8800円のiMacでも手に入るようになったのだから、そりゃもう魅力的と言わなきゃ嘘でしょう!
アップルが4月下旬に発表した第2四半期の決算報告によれば、全世界でMacの販売台数が376万台と過去最高を記録した(関連記事)。このうち、およそ半分がMacを初めて購入した人だったという。
ディスプレーが大きくて、価格の割に高性能なデスクトップは、初めてのMacにまさに最適(電源リスクを考えるとノートもおススメなんですが)。最悪Mac OS Xの操作感が合わなくても、Boot Campを使ってWindowsをインストールし、スタイリッシュなWindowsマシンとして使うこともできる。Macに興味のある人は、ぜひゴールデンウィークを利用して店頭で触ってみよう!