本日4日(土)、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にてディラック主催のイベント「Lian-Li & Lancool EXPO 2010」が開催された。
イベントでは国内未発表の新型ケースの展示、メーカーのマスコットキャラ「リーandラン」のお披露目、蜘蛛型PCケース「T1」の早組みデモンストレーション、Lian-Li製PCケースなどの豪華賞品が当たる大抽選会などが実施された。ここでは新型PCケースの紹介を中心に、イベントの様子を紹介していこう。
410mmの拡張カードも搭載可能なATXケース「PC-K63」
スチールケースの新製品「PC-K63」は、ATX対応のミドルタワーケースながら内部スペースが広く取られており、標準で290mm、中段のHDDケージを外せば最長410mmの拡張カードまで搭載可能だ。さらにフロント140mm×2、リア120mm×1、トップ140×2の計6基のファンによる高い冷却性能を誇るハイエンドゲーマー向けケースとなっている。フレーム部分を利用した新開発のケーブルマネジメントシステムを採用し、ケース内のエアフローを確保しているのも特徴だ。
主なスペックは、全体サイズが214(W)×530(H)×530(D)mm、ベイ数は5インチベイ×3、3.5インチベイ×6、2.5インチベイ×4、フロントI/OポートはeSATA×1、USB3.0×1、USB2.0×1、音声入出力となっている。
発売は2011年1月頃の予定で、予価は1万5000円前後とのこと。ほぼ同じフレームを採用した、フロントパネル違いの廉価版「PC-K57」も予定されているという。
Xシリーズの新製品「PC-X500FX」
「PC-X500B」の後継モデルとなる「PC-X500FX」は既存モデルと同じく、内部構造を分離するチャンバー方式を採用したアルミ製ATXケース。フロントに140mmファンを3基、リアに120mmファンを2基搭載し、正圧による高い冷却性能を実現している。
また、415mmと短い奥行きにも関わらず拡張性が高く、最長で300mmのVGAを搭載可能だ。さらにPCIスロットも8スロット装備しているため、3Way-SLI構成時でもビデオカードをしっかりと固定できる。
内部は、ツールレス構造でドライバー不要で組み立てできる。主なスペックは、全体サイズが243(W)×606(H)×415(D)mm、ベイ数は5インチ×2、3.5インチ×6、2.5インチ×1という構成。フロントI/OポートはeSATA×1、USB3.0×4、音声入出力を用意している。
発売は2011年1月の予定で、価格は5万円前後。
高い拡張性と冷却性能を実現したMicroATXケース「PC-A04」
「PC-A04」は、HDDケージを外すことで、最長370mmのビデオカードまでを搭載可能なアルミ製Micro ATXケース。フロントに120mm×2、リアに120mm×1の計3基のファンに加え、オプションでトップにも120mmファンを1基搭載可能で、ハイエンド構成時にも十分な冷却性能を実現する。
こちらのモデルもすべてツールレス構造となっており、ドライバー不要で組立が可能だ。主なスペックは、全体サイズが188(W)×386(H)×460(D)mm、ベイ数は5インチベイ×2、3.5インチベイ×7、2.5インチベイ×1。フロントI/OポートはeSATA×1、USB3.0×1、USB2.0×1、音声入出力となっている。
12月発売予定で、予価は1万3000円前後。
VESAマウント対応のMiniITXケース「PC-Q09F」
「PC-Q09P」は、オプションパーツによりVESAマウントも可能なMini ITXケース。150WのFlexATX電源を標準で搭載し、カラーはシルバー、ブラック、レッドの3種類が用意されている。スリムドライブベイや2.5インチベイが底面に配置されるため、CPU周辺のエアフローが確保されているのも特徴だ。
主なスペックは、全体サイズが265(W)×120(H)×200(D)mm、ベイ数はスリムドライブベイ×1、2.5インチベイ×1、フロントI/OポートはUSB3.0×2、音声入出力。
発売12月中旬から下旬で、価格は未定だが1万8000円前後を予定しているとのこと。なお、80WのACアダプタを搭載し、高さが105mmのモデルも販売される予定だ。
(次ページへ続く)