米Vidyo提供のビデオコーディング技術H.264/SVCを採用
HP、企業向けビデオ会議システム「HP Visual Collaboration」
2010年11月19日 06時00分更新
米ヒューレット・パッカードは17日(現地時間)、企業向けの高解像度ビデオ会議ソフトウェア「HP Visual Collaboration」を発表した。
HP Visual Collaborationは、パソコン(ソフトウェアベース)でも専用機と同等の高解像度ライブ映像を実現できるというビデオ会議ソフトウェア。高解像度ライブ映像を実現するために、米Vidyoが開発して標準化されたビデオコーディング技術「H.264/SVC」を採用したのが特徴だ。
ソフトウェアは、一般的なデスクトップパソコンやノートパソコンにインストールできる「HP Visual Collaboration Desktop」のほか、タッチパネルを搭載するデスクトップPC「HP TouchSmart 600 Quad」向けの「HP Visual Collaboration Executive Desktop」なども用意される。
HP Visual Collaboration Desktopは、12月にメキシコ・カンクンで開催される国連気候変動枠組条約の第16回締約国会議(COP16)でも採用され、ソフトウェアベースのインフラストラクチャによるTCOの削減を目指す。また、同社の試算では、本製品の採用によってミーティング全体の35%で出張を取りやめることができ、二酸化炭素の排出量を削減できるという。
なお、日本での展開時期および販売価格は未定。