Windows Live Essentialsって何?
ここまで紹介してきたhotmailと平行する形で、オンライン上からダウンロードできるアプリケーションパッケージ『Windows Live Essentials』も、新機能を多く盛り込んだ次期バージョンが公開される。
少し耳慣れないものかもしれないが、これは以前まで『Windows Live おすすめパック』と呼ばれていたものだ。
Windows Live Essentialsを構成するのは:
- 『Messenger』
- 『フォト ギャラリー』
- 『ムービーメーカー』
- 『メール』
- 『Writer』
- 『ファミリー セーフティ』
- 『Sync』
などの各種アプリケーション。ここでは、それらのなかでも次期バージョンで大きく変わった5つのプログラムを紹介していこう。
Syncはリモートデスクトップにも対応
ファイル同期サービス『Windows Live Sync』は、WindowsだけでなくMacにも対応する。あらかじめ指定しておいたフォルダを複数のパソコン間で同期でき、一度同期が完了すればオフラインでも指定フォルダ内のファイルにアクセス可能だ。
また『Sync』をインストール・設定済みのパソコンに、ほかのパソコンからアクセスできるリモートデスクトップにも対応する。
フォト ギャラリーは、画像補正機能がさらに充実
新しくなった『フォト ギャラリー」は、従来のバージョンと比べて画像の編集・補正の面が飛躍的な進歩を遂げているのが特徴だ。また写真の取り込みに専用ソフトは不要で、デジタルカメラやメモリーカードをパソコンに接続するだけで簡単に取り込める。
赤目補正や露出などがワンクリックでできる「自動調整」にくわえて、次期バージョンでは複数枚の写真から好きな部分を組み合わせて1枚のベストショットを作れる「合成写真」、顔のシミやあざなどを簡単に消せる「レタッチ」機能が新たに盛り込まれた。
また「自動顔認識」も新たに盛り込まれた機能の一つ。これによりパソコン内の画像から同一人物候補の写真を探し出して表示することが可能で、大量の画像の中からお目当ての写真を簡単に探し出すことができるようになっている。
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