とうとう「ペット認識」デジカメが登場した。おもしろそうなのでこの連載でもできるだけ使ってみるのである。今回はリコーの「CX3」(関連記事)。裏面照射型CMOSセンサーを採用して高感度にぐっと強くなった10.7倍ズームデジカメだ。
室内猫を撮るとき高感度に強いのはすごくありがたい、というか必須。そういう意味で大注目である。
ペットモードはシーンモードの中にある。なんと猫の顔を自動認識してくれるのである。素晴らしいのは、ペットモード時は自動的にフラッシュ発光禁止、AF補助光も操作音もオフにしてくれること。わたしは新型デジカメが手元に届くとまずフラッシュとAF補助光をオフにするけれども(猫が嫌うから)、それをカメラ側でやってくれるのだ。
特に屋外で猫を撮るときにいい。300mm相当の望遠までいけるから、人慣れしてない屋外猫をそっと遠くから撮るとき、最高である。
何より面白いのがペット自動認識。人の顔を認識するように猫の顔(CX3は猫だけである)を自動認識してくれるのだ。それはこんな具合。
青い枠が現れてそれを追いかけてくれるのだ。顔は正面じゃなきゃダメだし、猫の模様によって認識しづらかったり(暗い色の猫は難しいっぽい)するけど、最終的にはちゃんとピントが合って撮れていればいいわけで、細かいことは気にせず撮っちゃうとよい。大事なのは撮っていて楽しいことなのだ。
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