2009年6月にレノボジャパンが発売したモバイルノート「ThinkPad T400s」(以下T400s)には、OSにWindows 7を採用し、最大4本指を認識するマルチタッチに対応したディスプレーを備えるモデルが、同社直販サイト限定製品としてラインナップされている。今回は、SSD搭載モデルを借用できたので、早速試用してみた。
薄さと堅牢性を兼ね備えたブラックボディーは継承
以前のレビュー記事にもあるように、T400sは14.1型液晶ディスプレーを搭載するモバイルノートである。最薄部で約21mmとスリムな割に剛性感があり、持ち歩く際にも安心感がある。ディスプレー部に静電容量式のタッチパネルを内蔵しているのに、高さは厚くなっていない。
ボディーはマットなブラック一色で、まさに「ThinkPad」らしいデザイン。曲面やヒンジ部分の作り込みもしっかりしており、前モデルがすでに人気を集めているのも納得だ。
液晶ディスプレーの解像度は1440×900ドット(WXGA+)と、最近では少数派のアスペクト比16:10。同時に発売された「ThinkPad SL」シリーズは16:9の液晶ディスプレーになっているので、縦方向の解像度を重視する人にはプラスポイントだ。
液晶パネルの画質は標準的で、視野角はやや狭く感じる(具体的な数値は公開されていない)。表面は非光沢なので、映り込みが少なく、長時間利用しても目が疲れにくい。また、ディスプレー上部にはウェブカメラに加えて、キーボードライトも搭載している。飛行機内や夜に家族が寝ている部屋で作業する際に重宝するだろう。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第130回
PC
スレートPCをCore i7で蘇らせたオンキヨー TW3A-A31 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ