USBメモリーはここ2、3年で実用物から「大人のジョークアイテム」に変身している──というのが筆者の個人的印象だ。
そもそもUSBといえば、従来のシリアル(RS232C)ポートやパラレル(プリンター)ポートの未来成長形として登場したもので、最初は市場にキーボードとマウスくらいしか周辺機器が存在しなかった。
当時、遅々として進まないUSBの周辺機器市場では、複雑な説明を必要とせず、USBの将来性や汎用性を示す単純明快な周辺機器が臨まれていた。そんなときに登場したのが、今では女子高生でも知ってるUSBメモリーだ。
たまたま筆者は、当時在籍していた某外資系企業で、日本国内初というUSBメモリーの商品企画を担当するチャンスに恵まれた。その記憶容量は、たったの8MB。最近では滅多に見かけることもなくなった、フロッピーディスク約6枚分の容量に該当する。
ちょっとしたビジネスアプリケーションを導入するのにも、十数枚のフロッピーディスクを入れ替え、差し替え苦労していた当時では、たった8MBでも巨大なメモリー容量だったのだ。
その後も、ユニークでおもしろい社長が率いる会社から「ほたるいかUSBメモリー」と呼ばれるジョークUSBメモリーなどを企画して発売したりしていた(関連記事)。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
この連載の記事
-
第788回
トピックス
1980円! モバイルバッテリー付き超変態仕様イヤホン「TRANS」を発見してブッ飛んだ! -
第787回
トピックス
G-SHOCKのベストセラー5600シリーズの【改】キットを衝動買い -
第786回
トピックス
ほぼカセットテープサイズ「Bluetoothスピーカー」を衝動買い -
第785回
トピックス
唯我独尊デザインパワー「マンガG-SHOCK」を発売日に衝動買い -
第784回
トピックス
ありそうでなかった“目盛り”で時間経過「ビジュアルバータイマー」を衝動買い -
第783回
トピックス
ニキシー管風「Smart Weather Clock」(天気予報管)を衝動買い -
第782回
スマホ
6万9800円で「nubia Flip 5G」折りたたみスマホを衝動買い -
第781回
トピックス
真ん丸の外観に惹かれ円盤型「UFOマウス」を衝動買いしたが…… -
第780回
トピックス
好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い -
第779回
トピックス
レノボとAmazonベーシックのお勧め「ラップトップスタンド」を衝動買い -
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い - この連載の一覧へ