PCとUSBケーブルで接続して、電子辞書の内容を表示・検索できるセイコー・インスツル(SII)の“PASORAMA(パソラマ)”対応機第3弾「SR-G6100」が発表された。6月下旬発売予定で、価格はオープンプライス。予想実売価格は3万円弱。
従来のPASORAMAシリーズは、翻訳・通訳などの英語を扱うプロ向けに大辞典や英英辞典を充実させた電子辞書だったが、SR-G6100はビジネスシーンに役立つ辞書を収録したのが特徴だ。
特に「英文ビジネスeメール実例集 Ver. 2.0」と「文例でわかる もっとうまいeメールの書き方」は初収録で、ビジネスシーンでよく出てくる英語や日本語のメールの文例が多数収録されている。そのほか全5冊の文例集を収録している。
また、海外出張や海外旅行で現地の会話に役立つ8ヵ国語の文例集と7ヵ国語の会話集を収録。最近流行の新型インフルエンザなどで、万一現地の医者にかかった場合でも自分の症状を伝えられる文例が用意されている。
画面は、640×480ドット表示の5.2型ハイコントラストTFTモノクロ液晶パネルを搭載。本体サイズと重量は、幅幅141.3mm×奥行104.4mm×厚さ19.7(最薄部14.8)mm/約239g。SDメモリーカードスロット(2GBまで対応)を備え、辞書の追加やユーザー辞書の登録が行なえるのは従来機と同様だ。
電源は内蔵リチウムイオン充電池、もしくは単4形アルカリ乾電池/充電池2本、ACアダプター、USBバスパワーなどで動作が可能。内蔵リチウムイオン充電池の場合、連続表示時間は約23時間、単4形乾電池では約12時間となる。