ウィルコムは4月22日、次世代PHSサービス「WILLCOM CORE XGP」のエリア限定サービスを4月27日より開始すると発表した。
提供地域は東京都山手線内の一部で、アプリケーション共同実験パートナーや法人モニターにデータ通信カードを貸し出す。一般ユーザーへのモニター募集は予定しておらず、デジタルサイネージ広告や放送用の映像中継の実験など、試験色の強い限定サービスとなる。
スケジュールは以下のとおりで、
- 第1段階(4月27日~):都内でデモ展示を展開、アプリケーション共同実験パートナーへの通信カードの貸し出し
- 第2段階(6月以降):対象をMVNO・企業・団体等の法人モニター(500ユーザー)に拡大
フジテレビジョンとの共同によるHD対応の報道応取材用ネットワーク、JCBらとの共同によるおサイフケータイを利用したデジタルサイネージ広告、阪神電気鉄道らとの共同による鉄道沿線エリアをカバーするXGPネットワークの実現に向けた技術検証などの実験を行なう。
モニターに貸し出されるデータ通信カードはPCカード型で、NECフロンティア「GX000N」もしくはネットインデックス「GX000IN」となる。