アイ・オー・データ機器から、D端子入力を搭載したキャプチャーカードが発売される。フルHD解像度(1920×1080ドット)の映像をMPEG-2でエンコードして録画できるのが特徴だ。
3月下旬に発売予定の「GV-D4VR」(価格3万1700円)は、D1~D4の映像信号に対応したPCIスロット用キャプチャーカード。
NTTエレクトロニクス製のMPEG-2エンコーダーチップ「LibraENC」を搭載しており、入力映像をリアルタイムでMPEG-2に圧縮できる。LibraENCは画質に定評があり、レーシングカーのオンボードカメラやワイヤレスビデオカメラなどで採用されているという。ちなみに圧縮時のビデオビットレートは最大79.2Mbpsだ。
A/D変換処理は10bitで行ない、入力された映像を適正な明るさにする「オートゲインコントロール」機能を搭載する。
コピワン番組の録画に対応
同梱の録画ソフト「HD Video Capture」は、信号入力と連動して録画を開始/停止する「シンクロ録画」機能を搭載。録画元の機器から信号が入力されると自動で録画を開始し、途切れると停止する。
さらにデジタル放送のコピーワンス信号(CGMS-A)に対応し、D端子出力を搭載したレコーダーなどから映像を録画できる。ただし、録画した映像は録画したパソコンでのみ再生可能で、再生できるソフトもHD Video Captureに限定される。