ThermaltakeからMicro ATX対応のキューブ型PCケース“LANBOX”シリーズが登場した。同社によると、大型CPUクーラーが装着可能で、ハイエンドCPUを使用しても冷却に問題はないという。また、ハイエンドビデオカードにも対応しており、ビデオカード2枚差しも可能とのこと。
Micro ATX対応のThermaltake製キューブ型PCケース“LANBOX”シリーズ。写真はキャリングハンドル付きのシルバーモデル「VF1000SWA」 | キャリングハンドルのあるタイプは、サイドパネルが透明ウインドウとなっており、内部の様子が一目で確認できる |
本製品は、マザーボードトレーや拡張ベイ、ドライブケージといったあらゆるパーツが着脱可能なフリーモジュール設計となっている。さらに、指で回せるサムネジを採用することで、パーツのアップグレードなどが容易に行なえるよう工夫されているのが特徴だ。同シリーズには、ケース上部にキャリングハンドルがあるタイプと、ないタイプの2タイプが存在し、それぞれシルバーとブラックの2色、合計4種類をラインナップしている。
キャリングハンドルのないタイプは、「VF1000SNA」(シルバー)と「VF1000BNS」(ブラック)の2製品。本体サイズはどちらも300(W)×430(D)×230(H)mmで、シルバーモデルの「VF1000SNA」は、シャーシとフロントパネル共にアルミ製で、重量は3.4kg。ブラックモデルの「VF1000BNS」は、シャーシがスチール製、フロントパネルがアルミ製で、重量はシルバーモデルの約2倍にあたる6.7kgとなる。
対するキャリングハンドル付きのタイプは「VF1000SWA」(シルバー)と「VF1000BWS」(ブラック)の2製品。こちらのタイプは取っ手がある分、本体の高さが50mm高くなっている。また、サイドパネルが透明ウインドウとなっており、内部の様子が一目で確認できるほか、前面ファンにはブルーLEDが搭載されている。重量は、アルミ製のシルバーモデル「VF1000SWA」が4.2kg、スチールシャーシのブラックモデル「VF1000BWS」が7.5kgとなる。
フロントパネルはシルバー/ブラックモデル共にアルミ製だ。アクセスポートはUSB 2.0×2、IEEE1394×1、オーディオ出力、マイク入力を装備 | 拡張ベイは、7インチ×1、5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2という構成。見慣れぬ7インチベイは、オプションの7インチLCDモニタを搭載するためのもので、5インチベイとしても利用可能だ |
4製品の共通スペックとして、フロントに9cmファン(1500prm)を1基、リアに6cmファン(1800prm)を2基搭載している。拡張ベイは、7インチ×1、5インチ×1、3.5インチ×1、3.5インチシャドウ×2という構成。見慣れぬ7インチベイは、オプションの7インチLCDモニタ(型番:A2413)を搭載するためのもので、5インチベイとしても利用可能だ。価格はツクモケース王国で、キャリングハンドル無しのシルバーモデル「VF1000SNA」が1万9700円、ブラックモデルの「VF1000BNS」が1万7800円、キャリングハンドル有りのシルバーモデル「VF1000SWA」が2万1000円、ブラックモデルの「VF1000BWS」が1万8500円。
電源は非搭載。リアには6cmファンを標準で2基搭載しているが、もう1基6cmファンを増設可能だ | ラインナップによるスペックの違いは写真の表の通り |