PCでは初の“Sound by ONKYO”モデル! MCJとオンキヨー共同開発の“音にこだわったキューブ型PC”「EasyCube59HD」が販売開始に!!
2006年05月25日 23時46分更新
MCJからオンキヨーと共同開発したというキューブ型PC「EasyCube59HD」が発売となった。オンキヨーがオーディオ部分、制振、静音の設計を行い、徹底した音質対策により“音にこだわったPC”というのがウリ。パソコンでは初めての“Sound by ONKYO”のロゴを取得したというのも大きなアピールポイントだ。
MCJからオンキヨーと共同開発したというキューブ型PC「EasyCube59HD」。オンキヨーがオーディオ部分、制振、静音の設計を行い、徹底した音質対策を施した。パソコンでは初めての“Sound by ONKYO”のロゴを取得したというのも大きな特徴だ |
このキューブ型PC「EasyCube59HD」は“音にこだわったPC”というコンセプトのもと作られたという。サウンドカードには、PCI接続のオンキヨー製「SE-150PCI」を搭載。スピーカーには同社独自技術の“TAS(Time Alignment System)”を採用したというアンプ(15W+15W)を内蔵した「GX77M(W)」を選択している。製造もオンキヨーが担当し、パソコンでは初めて“Sound by ONKYO”の製品となったというのも珍しい点。音楽再生機能は、オンキヨーが提供する24bit/96kHzの高品質音楽配信サイト“e-onkyo music store”のコンテンツを原音に忠実に再生できるとしている。
もちろん「E-150PCI」をただ増設しただけのPCではない。内部を開けてみると、アルミ製のカバーの裏面には天板と両側面に防音シートが貼り付けられ、さらにカバーを取り付けるための手回しネジにもゴム製のワッシャが取り付けられている。CPUクーラーには振動防止のためのゴムが貼り付けられ、アルミカバーと本体フレームが接触すると思われる部分には、これまた防振シートがご丁寧にも小さく切って取り付けてあるのが確認できた。
CPUクーラーには振動防止のためのゴムが貼り付けられ、アルミカバーと本体フレームが接触すると思われる部分には、これまた防振シートがご丁寧にも小さく切って取り付けてある。またケーブルの配線にもこだわっているという |
アルミ製のカバーの裏面には天板と両側面に防音シートが貼り付けられ、さらにカバーを取り付けるための手回しネジにもゴム製のワッシャが取り付けられている |
MCJスタッフの話によれば「ケーブルの配線ひとつとっても、オンキヨーさんのほうがこだわって仕上げたようです。“Sound by ONKYO”のロゴをPCとしては初めて取得したのですが、オンキヨーさんのほうで検証した結果、この環境ならOKということで発売されたモデルとなります。よってこのモデルに限っては、お客様によるカスタマイズはお受けできません。例えば、メインメモリには512MBを搭載しているのですが、これをもう1枚512MBのメモリを追加して1GBにすると、メモリ1枚のときと2枚のときでノイズの波形が変るからダメということになるようです。もちろん他のパーツに関しても同じことが言えるので、カスタマイズおよびお客様自身によるアップグレードについても保証ができなくなってしまします。要はそこまで“音にこだわったPC”ということでご理解頂ければと思っています」とのこと。
スペックはCeleron D 346、VGA機能を統合した“SiS 661FX”、512MBのメモリー(PC3200)、250GBのHDD(Serial ATA)、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R DL書き込み6倍速/DVD-RAM書き換え5倍速など)などを搭載。HDDの容量が250GBとなるなど、音楽再生専用PCという意味でのスペックは十分満たしているといえそう。現在、マウスコンピューターダイレクトショップでは実機を展示中で、実際に視聴することも可能だ。見た目もAVミニコンポのようで「音楽再生には少しこだわりたい」と考えているユーザーにとっては注目だ。価格は9万9750円となっている。
サウンドカードとしては定評のあるオンキヨー製「SE-150PCI」。同社が提供する24bit/96kHzの高品質音楽配信サイト“e-onkyo music store”のコンテンツを原音に忠実に再生できるとしている | 主なスペック。検証した結果、この環境ならOKということで発売されたモデルとなるためカスタマイズはできない |