Pentium M対応マザーボードとしては初のATXフォームファクタとなる「i915Ga-HFS」がAOpenから登場した。チップセットには“i915G+ICH6”を採用。秋葉原の多数のショップで一斉に販売がスタートしている。
Pentium M対応マザーボードとしては初のATXフォームファクタとなるAOpen製「i915Ga-HFS」 |
マニュアル記載のブロックデザイン図。搭載チップセットは、モバイル用の“i915GM+ICH6M”からデスクトップ用の“i915G+ICH6”に変更された |
この製品は、今年3月に発売された同社のMicro ATX対応Pentium Mマザー「i915GMm-HFS」のバリエーションモデルと言える。搭載チップセットは、モバイル用の“i915GM+ICH6M”からデスクトップ用の“i915G+ICH6”に変更されたものの、特徴はATXフォームファクタを採用したことで広がった拡張性といえそうだ。その拡張スロットはPCIが1本増えて、PCI Express x16、PCI Express x1、PCI×3という構成に。メモリはDDRのサポートがなくなりDDR2 DIMM×4(DDR2-533/4GBまで)という構成となった。
オンボードインターフェイスはチップセット内蔵のVGAのほか、8chサウンド、デュアルギガビットイーサネット(Marvell製チップ/PCI Express接続)、IEEE1394、Serial ATA×4。PS/2端子が省かれ(別途ブラケットが付属)VGA/DVI/S-Video/コンポーネント端子/D端子など多様なディスプレイ出力が可能となっている特徴的なバックパネル部も「i915GMm-HFS」と同じだ。
特徴はやはりATXフォームファクタを採用したことで広がった拡張性といえそう | PS/2端子が省かれ(別途ブラケットが付属)VGA/DVI/S-Video/コンポーネント端子/D端子など多様なディスプレイ出力が可能となっている特徴的なバックパネル部 | |
CPUのFSB設定ジャンパ(AUTO/FSB533) | “後継CPU”を見越した予備ジャンパもあるという記載も見える |
付属のマニュアルによると「PCI Express x16対応ビデオカードを使用する際は、同スロット横のジャンパをすべて外す」と記載されているので注意が必要。また、CPUのFSB設定ジャンパ(AUTO/FSB533)には“後継CPU”を見越した予備ジャンパもあるようだ。価格は以下の表の通り。
なお、販売ショップにひとつ高速電脳では、同マザー専用のCPUクーラー「KD-NIPAL915」を早ければ今週末から発売する予定。Micro ATXモデル「i915GMm-HFS」用として販売されている「KD-NIPAL479kit」(今回の「i915Ga-HFS」では使用不可)は静音性と冷却性で定評があっただけに注目だ。予価は5754円となっている。
価格 | ショップ |
---|---|
AOpen 「i915Ga-HFS」 |
|
\28,980 | テクノハウス東映 パソコンハウス東映 T-ZONE.PC DIY SHOP ZOA秋葉原本店 |
\29,799 | ドスパラ本店 |
\29,800 | 高速電脳 BLESS秋葉原本店 ドスパラ秋葉原2号店 Prime館 |
\31,980 | TWOTOP秋葉原本店 |
\34,440 | USER'S SIDE本店 |