ジャパンバリュー製PCケースといえば静音性に配慮した「Silent Master」が有名だが、その後継モデルとなる「Artist Master」が登場した。型番は「JC-7000F Pro」。現在、高速電脳でサンプル版が展示中だ。
「Silent Master」の後継モデル「Artist Master」。筐体は今回も総アルミ仕様となる |
フロントに刻み込まれた“Silent Master”の文字と型番 |
筐体は今回も総アルミ仕様。ATXはもちろんExtend ATXにも対応。特徴はやはり静音性となるが、エアフローは従来のPCケースとは異なった手法を取り入れている。本体底面は2重底のような構造で、空気取り入れ用の穴が設けられそこから吸気。フロントの140mm角ファンから筐体内へと送風し、背面120mm角ファンから排気する仕組みだ。さらに筐体背面には電源サイレンサと120mm角排気ファンサイレンサを標準装備している。
また、電源搭載部分(奥行き180mm)はスッポリとケースで覆い、筐体内部の空気層と遮断。暖められた空気を吸い込まないような設計となっており、電源ユニットに送り込まれる空気は、こちらも底面から吸い込んだ空気を2重設計となったマザーボード裏面のダクトを通じて輸送される。これにより、電源に搭載されたファンが高回転になるのを防ぐとしている。
その他、BTXフォームファクタ用オプションも用意されているとのこと。6月24日から予約受付が始まり、7月中旬から順次出荷開始される予定だ。価格は6万8000円。PCケースとしては高価ながら、毎回人気の出るシリーズ。生産工程上、月産50台としか生産できないようなので購入を考えているユーザーは早めに注文したほうがよいだろう。