日本AMD(株)代表取締役社長のディビッド M.ユーゼ(David M. Uze)氏 |
本日、Athlon 64 X2の販売開始にあわせて、“Athlon 64 X2 デュアルコア・プロセッサ発売記念イベント”が秋葉原で開催された。同イベントではプロセッサのデモやじゃんけん大会などがショップ店頭で実施されたが、5月1日付けで日本AMD(株)代表取締役社長に任命されたディビット M.ユーゼ(David M. Uze)氏も登場してスピーチを行なった。同社代表取締役が秋葉原のショップ店頭といった場所に登場するのは珍しく、会場となったショップには大勢の人が集まった。イベントの詳細は後ほど掲載するが、ここでは氏のスピーチ概要とイベント後のコメントを紹介しよう。以下はTSUKUMO eX.で行なわれたスピーチの一部だ。
「1ヵ月半、毎日忙しく飛びまわっており、1日1日が100時間あっても足りないです。私は、入社直後から弊社の社員に、AMDプロセッサを愛用していただいているお客様に直接コミュニケーションをとりたいと言い続けてまいりまいした」と氏は今回店頭に登場した理由からはじめた。「本日、私が最も伝えたいメッセージはデュアルコアを買うならAMDしかないということです。なぜAMDなのか? なによりデスクトップパソコンの性能を飛躍的に向上させることができるからです。シングルコアに比べ、デジタルメディア関連など多くのアプリケーションで最大80%性能を向上させます。実際、4種類のAMD Athlon 64 X2のなかで最も遅い4200+でも、競合会社の最も速いデュアルコアプロセッサよりもさらい高速です」とアピール。「今後、Athlon 64 X2はデスクトップパソコンの全体性能で向かうところ敵なしです」と自信を見せた。また「マザーボード、電源、CPUファンをそのまま使うことができ、必要なのはBIOSアップデートだけ」として、「こんなにお得なプロセッサはほかに見当たない」と強調した。
――日本市場のシェアについては?
私どもは新しい世界に入った思ってます。どんな(シーンでの)利用でも、私ども商品のほうが高速なので、シェアはとれると思います
――今日はたくさんのユーザが集まってましたが……
すごく楽しかった。こういうところでエンドユーザーやリテールの営業をしているアルバイトさんと直接会うのがいちばん熱がでます。私自身、大学時代にこのようなショップでパソコンの部品を売ってました。だから大学生のアルバイトの状況はよく理解してます。なるべく楽しくAMDと付き合わせてあげたいと思ってます。楽しくなければやりがいがないでしょう。
――昨今、自作の市場が落ち込んでいるように思えますが
4~5年前は、楽しいコミュニティーができていたと思います。こういうところに来て買うことが楽しみなユーザーもいます。私はeビジネスは大事だと思ってますが、自分の性格を考えると“People to People”で人の顔を見て、人と握手をしながらビジネスをやるのがスタイルだと思う。これからはコミュニティーを作りたいと思っている。
――秋葉原の印象は?
うちのAthlon 64 X2に対して市場は盛り上がっていると感じました。非常にうれしい。うちのチームもお客さん第一主義の気持ちはわかってくれたと思う。
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