ソフトバンク・アイティメディア(株)と(株)アットマーク・アイティは25日、両社を合併し、新会社“アイティメディア株式会社”(ITmedia Inc.)とすることで合意したと発表した。2005年3月1日付けで合併し、代表取締役会長にアットマーク・アイティ代表取締役の藤村厚夫(ふじむらあつお)氏が、代表取締役社長にはソフトバンク・アイティメディア代表取締役社長の大槻利樹(おおつきとしき)氏が就任する。合併後の資本金は3億6000万円、社員数は92名の予定(契約/アルバイト社員を含む)。
合併は、存続会社をソフトバンク・アイティメディアとし、アットマーク・アイティの株式1株に対し、ソフトバンク・アイティメディアの株式6株を割り当てる。合併後の主要株主は、ソフトバンクパブリッシング(株)が55.7%、(株)サンブリッジが12.5%、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング(株)11.8%、ヤフー(株)5.1%、その他の株主が14.9%の予定。アットマーク・アイティの資産、負債、権利義務、従業員は新会社が包括継承する。
今回の合併は、- メディアとしての市場影響力の拡大
- 経営の効率化と安定性の確保
- 資源集中による新規投資の効率化と成長の実現
の3点を目的とするもの。
両社はともに事業が黒字化しているとしているが、合併により重複するコンテンツへの投資を回避できるほか、システム/設備の統合なども含め効率化が可能になるとしている。
合併後も、ブランド(ITmediaと@IT)のURLは継続して利用し、初年度末の時点で売上高18億円/経常利益2億円を目指すとしている。