今回はショップで売れているCPUについて調査してみた。Pentium 4 Extreme Edition-3.4GHzの発売、さらに遡ってLGA775版Pentium 4 560/550/540/530/520、Pentium M…。対するAMDもSocket 754/939版のAthlon 64シリーズに加え、お盆明け早々には新シリーズSempronの投入など、まったくもって最近は新CPUの発売ラッシュだ。(これらの価格情報についてはサハロフ佐藤のアキバ定点観測を参考にしていただきたい)。 これらのCPUのなかで、売れているCPUはいったいどれなのか?ショップの声を拾ってみると、意外にもユニークな結果となった。キーワードは“Northwood”だ。
ご覧のように、調査した13店舗の中で実に半数近くの6店舗が「Pentium 4-2.8CGHz」を挙げている。「Pentium 4-3.0GHz」を挙げるT-ZONE.PC DIY SHOPのようなショップもあるが、共通しているのは“Northwood”コアを採用しているCPUということ。上位モデルとなる“Prescott”コアを採用するPentium 4がある中で、アキバで今一番売れているのは“Northwood”コア搭載のCPUなのだ。クロック、価格ともにバランスのとれた「Pentium 4-2.8CGHz」が売れ筋となっているが、“Northwood”コア搭載のモデルであれば「Pentium 4-2.4CGHz」なども売れているという。発熱量が高いとされる“Prescott”は全体的に敬遠ぎみで、これはLGA775、Socket 478版ともに変わらないようだ。
そんなこともあり、現在アキバでは“Northwood”コア搭載モデルは全体的に品不足。「次回入荷の目処はたっていない」「入荷されたのが“Prescott”だと思ったら、“Northwood”だってので(こちらのほうが売れるので)嬉しかった」などという声が聞かれる。それを証明するように、一部ショップでは少し前から“Prescott”と“Northwood”で価格の逆転現象がおきている。購入を考えているのなら急いだほうがよさそうだ。
ショップ | CPU | 価格 |
---|---|---|
フェイス | Celeron-2.4GHz(リテール:FSB400MHz) | \7,850 |
パソコンハウス東映 | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \19,800 |
アーク | Athlon 64-3500+(Socket 939) | \40,980(完売) |
ドスパラ本店 | Athlon 64-3000+(Socket 754) | \18,990(完売) |
ドスパラ秋葉原2号店 Prime館 | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \20,380 |
パソコン工房秋葉原店 | Athlon XP-2500+ (バルク版) | \6,380(完売) |
ZOA秋葉原本店 | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \20,979 |
USER'S SIDE本店 | Mobile Athlon XP-2600+(バルク版) | \12,579 |
OVERTOP | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \20,990 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | Pentium 4-3.0GHz(リテール:FSB800MHz) | \25,494(完売) |
クレバリー1号店 | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \21,178 |
高速電脳 | Mobile Athlon XP-2500+(バルク版) | \11,760 |
ツクモパソコン本店 | Pentium 4-2.8CGHz(リテール:FSB800MHz) | \20,980 |
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