ネットレイティングス(株)は26日、2003年12月のインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した。それによると、ブロードバンド(同社では実測128kbps以上と定義)環境からのインターネット利用が、前年同月比で28ポイント増加し、初めて70%に達したという。
ブロードバンド環境からの利用者ひとりあたりの平均利用時間は17時間前後、平均閲覧ページビュー(PV)は2000前後になったという(米国では1300PV)。
同社の代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は「この1年の日本におけるブロードバンド環境の普及は、ADSL等の回線契約数の増加というインフラ面だけではなく、実際のウェブ利用実態にも明確に表れています。米国に比べてユーザーのブロードバンド環境比率が高いことで、リッチコンテンツ市場の拡大が本格化することも期待できます」とコメントしている。