アミュレット(株)は、米Terra Soft Solutionsが開発しているPowerPC搭載マシン向けディストリビューション『Yellow Dog Linux 3.0』を日本語化し、『Yellow Dog Linux 3.0 日本語版』として5月6日より出荷すると発表した。
『Yellow Dog Linux 3.0 日本語版』で動作するMac-on-Linux |
『Yellow Dog Linux 3.0 日本語版』は、『Red Hat Linux 8.0』をベースとしたPowerPC対応ディストリビューション。Red Hat Linuxの“Anaconda”をベースとしたインストーラを新たに搭載したほか、KDEとGNOMEで共通の“Wonderland”テーマを採用したといった特徴がある。おもな収録ソフトウェアは以下のとおり。
- カーネル 2.4.20
- glibc 2.3.1
- gcc 3.2.1
- XFree86 4.3
- KDE 3.1
- GNOME 2.2
- OpenOffice.org 1.0.2
- Mac-on-Linux 0.9.68
動作環境は、Power Mac G3/G4、PowerBook G3/G4、iMac、iBookなどの米Appleのマシンに加え、米Grande Vitesse Systemsのラックマウントサーバ“GVS 9000”シリーズなどになる。なお、17インチPowerBookには対応していない。推奨メモリ搭載量は128MB、推奨ハードディスク容量は3GB。製品にはCD-ROM6枚と日本語インストールガイド、Yellow Dog Linuxステッカーなどが収録されている。ラインナップはサポートの付属しないバージョンと60日間のインストールサポートが付属するバージョンが用意される。それぞれの価格は以下のとおり。
- ノンサポート版……6800円
- インストールサポート付属版……1万2800円
販売はアミュレット店頭およびWebサイト、全国の大学生協やMacintosh取扱店などを通じて行なわれる。
なお、4月15日以降に販売される、旧バージョンの『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』には、『Yellow Dog Linux 3.0 日本語版』への無償アップグレードチケットが収録されている。『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』は新バージョン出荷までの販売となる。