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「Trinity GC-SL」 |
TyanからSocket478に対応しながら、チップセットにServerWorks製“Grand Champion-SL(GC-SL)”を搭載するという一風変わったマザーボード「Trinity GC-SL(型番S2707G2N)」が登場した。“GC-SL”を搭載したマザーボードとしては、今までにXeon用として発売されることはあったが、今回のようにSocket478に対応したのは初めてとなる。
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Gigabit Ethernetコントローラは2個搭載している |
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Pentium 4対応マザーボードとしては初めて64bit/133MHz PCI-Xスロット×1、64bit/100MHz PCI-Xスロット×1を搭載する |
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ECC Registered DDRに対応するのも、やはりPentium 4対応マザーボードとしては初じめて |
搭載されている“GC-SL”は、すでにXeon用チップセットとして登場している“Grand Champion-LE(GC-LE)”の下位モデルにあたるものでDual Xeonもサポートしているが今回のS2707G2Nは、FSB533版Pentium 4対応のSingle CPUマザーボード。チップセットに“GC-SL”を搭載したことで、64bit/133MHz PCI-Xスロット×1、64bit/100MHz PCI-Xスロット×1(他に32bit/33MHz PCI×3)を搭載するほか、ECC Registered DDRに対応するなど、どちらもPentium 4対応マザーボードとしては初じめてとなる。メモリスロットは4本で、PC2100(DDR266)まで対応最大4GBまで搭載可能となっている。また、Gigabit Ethernetコントローラを2個搭載しているのも特徴の一つで、それぞれIntel“RC82540EM”、“RC82545EM”を使用している。なおオンボードVGA機能にはATI“RAGE XL”を搭載している。Pentium 4を使用した、低コストのシステムを構築をしたい場合に向いてる製品といえるだろう。本格的な流通は来週からだが、現在展示している高速電脳では、展示中の製品でもいいと言う人には販売するとのこと。価格は、4万6800円。
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【取材協力】