インテル(株)は27日、『インテルPentium 4プロセッサ』の2.80/2.66GHz版(FSB 533MHz)および2.60/2.50GHz(FSB 400MHz)版を発表した。いずれも量産出荷中で、1000個ロット時の価格はPentium 4-2.80GHzが6万870円、Pentium 4-2.66GHzとPentium 4-2.60GHzが4万8050円、Pentium 4-2.50GHzが2万9120円。
『インテルPentium 4プロセッサ』 |
今回発表したPentium 4-2.80/2.66/2.60/2.50GHzは、5月7日に発表したPentium 4-2.53GHzと同様に、0.13μmプロセス技術で300mmウエハーによって製造している。512KBのオンダイ2次キャッシュメモリー、SSE2(ストリーミングSIMD拡張命令2)の搭載、478ピンのFC-PGA2パッケージなどの機能に変更はない。
最高速となるPentium 4-2.80GHzでは、Windows XPを使用したベンチマークテストにおいて、整数演算のSPECint_base2000(※1)で976、浮動小数点演算のSPECfp_base2000で915。5月7日に発表した従来の最高速製品であるPentium 4-2.53GHz(FSB 533MHz)では、SPECint_base2000が910、SPECfp_base2000が875となっており、動作周波数が10.7%高速化したのに対して、SPECint_base2000で7.3%、SPECfp_base2000で4.6%の向上となっている。
※1 、SPECfp:米国の非営利の業界団体、Standard Performance Evaluation Corp(SPEC)(http://www.spec.org/)によって作成されたベンチマークプログラム。なお、秋葉原の複数のパソコンショップでは、本日の正式発表を待たず、24日から店頭販売を開始している。またインテルはPentium 4の動作周波数を2002年中に3GHzまで引き上げることを明らかにしている。