日本ヒューレット・パッカード(株)は28日、セキュリティーを強化したLinux『hp secure Linux(セキュア リナックス)』の受注および出荷を6月1日に開始すると発表した。
『hp secure Linux』は、Red Hat Linuxベースとなっており、軍事レベルの高度なセキュリティー技術を統合し、カーネルレベルでアクセス制御を行なうことにより堅牢なシステムが可能になったという。具体的には、プロセス間などでのアクセスポリシーに従った強制アクセス制御機能や、システムイベントの監査機能のほか、同製品用に最適化されたApacheをはじめ、そのほかのアプリケーションについてもセキュリティー環境の設定を一括して行なえる。
価格は、サーバー1ライセンスにつき50万円、1年間のサポートが12万5000円。ラックマウントサーバー『hp server Lp 1000r/2000r』でサポートされるシステムの最小条件は、HDDが20GB、メモリーが128MB。Apacheのバージョンは、Apache 1.4。