アミュレット(株)は、米Terra Soft Solutionsが開発しているディストリビューション『Yellow Dog Linux 2.2』の日本語版『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』を発表した。
『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』は、『Red Hat Linux 7.2』をベースとして開発された、PowerPC搭載マシン上で動作するディストリビューション。開発はアミュレット(株)と米Terra Soft Solutionsが共同で行ない、インストーラーも一部日本語化されている。また、新たに『nVidia GeForce2』や『ATI Radeon』といったグラフィックカードをサポートしたほか、Mac OSエミュレータ『Mac-on-Linux』がMac OSのROMイメージをHFSパーティションから自動で検出できるようになるなど、設定が容易になっている。
『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』のデスクトップ。 |
『Mac-on-Linux』。 |
おもな仕様は以下のとおり。
- カーネル 2.4.18
- glibc 2.2.5
- XFree86 4.2.0
動作環境は以下のとおり。
- PCI仕様のPowerMacintoshシリーズ
- メモリ……128MB以上推奨
- HDD……2GB以上推奨
『Yellow Dog Linux 2.2 日本語版』は、5月29日より予約受け付けとダウンロードが開始される。製品版の出荷開始は6月8日の予定。製品版の価格は以下のとおり。
- ノンサポート版……4800円
- 60日間インストールサポート付属版……9800円
なお、アミュレット(株)は5月29日より行なわれるLinuxWorld Expo/Tokyo 2002の展示会場で同製品のデモを行なうとしている。