Socket423搭載の初期型Pentium 4対応マザーボードでSocket478版CPUを利用可能にするという変換ゲタ「PL-P4」がPowerLeapからついにデビュー。サンプルのアキバ登場から1カ月以上経過して、一部ショップで販売が始まっている。
製品名は変わったが、単純にSocket423をSocket478へピンアサイン変換しているだけのようにも見えるシンプルなデザインは変わっていない |
バージョンは1.0で、サンプル版とまったく同じとなるPL-P4だが、製品版では名称が「PL-P4/W」となった。“/W”は“Willamette”のことで、製品名からも分かるように、対応CPUは正式にWillametteコア版Pentium 4となっている。先日デビューしたCeleron-1.7GHzもWillametteコアを採用するCPUであるためちろんサポートされる一方で、Northwoodコア版のPentium 4はいっさい対応しない点には注意が必要だろう。PowerLeapから各ショップへアナウンスされた情報によると、同社は今後バージョンアップでNorthwoodコア版Pentium 4にも対応する予定のようで、その際には(晴れて?)“/W”が取れるのかもしれない。
製品版で明らかになった同梱のCPUクーラーは“ドーム式”とでも言うべきユニークな形状。PL-P4/W分だけヒートシンクがくり抜かれており、Socket423の上にそのまま搭載できるようになっている。
取り付けイメージ。ヒートシンクでCPUとPL-P4/Wを包み込むような格好になる | 同梱品一覧 |
価格は若松通商エルプラザと若松通商LAN/PLAZAで6800円。この他、OVERTOPには19日入荷予定となっている。Socket423自体がニッチであるほか、FSB 533MHz版をはじめとするNorthwoodコア版Pentium 4に対応しないためある程度の制限はあるものの、Pentium 4の出始めにi850マザーボードとPentium 4-1.3GHzや1.4GHzを購入した人たちにとってのアップグレードパスとしての存在意義はあるだろう。処分特価販売されているSocket423版の“元高級”マザーボードをベースにCeleron-1.7GHzなど組み合わせればコストパフォーマンスに優れたPCを組めるかもしれず、この点でも注目を集めそうだ。
【関連記事】