ASUSTeKに続き、MSIからもFSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4対応のSiS製チップセット“SiS645DX”を搭載するマザーボードが登場した。「645E Max2-L」「645E Max2-LRU」の2製品が11日から店頭に並んでいる。
645E Max2-LはRealtek製のネットワークコントローラを搭載、645E Max2-LRUはそれに加えてAchip製のIDE RAIDコントローラ、NEC製のUSB2.0コントローラを搭載する。Achip製のIDE RAIDコントローラをオンボードで搭載するのは珍しいが、それ以外の点はオーソドックスな印象だ。AGP×1、PCI×5、CNR×1でDIMMスロットは3本という拡張スロットも、よくある構成と言える。
Achip製のUltra ATA/133対応IDE RAIDコントローラ“ATP865-A”とお馴染みのNEC製USB2.0コントローラ |
PC2700 DDR SDRAMについて制限事項が記載されていないマニュアルとパッケージ、そして件のDIMMスロット |
ただし、3本のDIMMスロットについてはやや不明な点が残った。これまでPC2700(DDR333) DDR SDRAM対応マザーボードには2枚というPC2700 DDR SDRAMの搭載枚数制限があったが、今回の645E Max2シリーズでは、マニュアルにもMSIのウェブサイトにもその記載がない。エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンでも未確認だという。もちろん、記載がないからといって3枚利用できると保証されているわけではないのだが、ひょっとしたら何らかの対応がなされたのかも…という期待はさせてくれる。
FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、またVCoreやDIMMスロット供給電圧設定機能も持ち、実売価格は645E Max2-Lが1万4980円~1万5900円、645E Max2-LRUが1万7300円~2万800円。SiS製チップセット搭載マザーボードにしてはやや高価だが、SiS645DXとSiS645の価格差(10ドル以上)を考えるとやむを得ないところかもしれない。なおエム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンによると、今後645E Max2-LにはSouth BridgeにUSB2.0コントローラを内蔵する“SiS962”を搭載するモデルの投入を、また645E Max2-LRUにはNorth BridgeにPC3200(DDR400)をサポートする“SiS648”を搭載するモデルの投入を検討しているという。
価格 | ショップ |
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645E Max2-L | |
\14,980 | コムサテライト3号店(完売) |
\15,400 | ZOA 秋葉原本店 |
\15,500 | 俺コンハウス DOS/Vパラダイス本店 |
\15,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\15,900 | 高速電脳 |
645E Max2-LRU | |
\17,300 | 俺コンハウス |
\17,800 | コムサテライト3号店 |
\18,000 | DOS/Vパラダイス本店 |
\18,500 | 高速電脳 |
\20,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |