NTT-MEから、Bフレッツ対応高速ブロードバンドルータ「BA5000PRO」が登場した。
本体デザインはアイ・オー・データ機器の「WN-A54/BBR」のようにクリアパネルを使用した清涼感のあるデザインで、サイズは31(W)×140.5(D)×202.5(H)mm。
最大スループットは、PPPoE接続状態でのFTP転送による実測値で35Mbps。ポート数はWAN側に10Base-T/100Base-TX×1、LAN側に10Base-T/100base-TX×4。DHCPサーバ/クライアント機能をそなえる。
そして注目なのが、IPアドレスやポート番号でパケット通過を判断するパケットフィルタリング機能に加え、要求パケットと応答パケットの整合性を調べて通過を判断する“ステートフル・パケット・インスペクション”方式のファイアウォールを搭載していること。これを搭載した製品としてはプラネックスの「BWL-04FW」などがあるが、コンシューマ向けBフレッツ対応ルータとしては初。このほか不正アクセスや異常パケットを検出して指定したアドレスにメールで通知したり、一時的にポートをシャットダウンするなどの不正アクセス検知機能も搭載するなど、強力なセキュリティ機能を搭載している。
またWindows Messengerへの対応をうたっており、さらに今後のファームウェアのバージョンアップで、Microsoftが提唱する家庭向けネットワークプロトコル「Universal Plug and Play」への対応を予定している。これによりPCやルータ、ゲーム機等に対する複雑なIPアドレス設定は不要となり、複数のWindows Messenger端末を同時に使用可能となるという。
価格はOVERTOPとDOS/Vパラダイスネットワークセンターで1万6800円。1万円台半ば以下のコンシューマ向け高速ルータとしては一歩抜け出た充実ぶりで、「これは他社ルータに対する挑戦状ですよ」というショップ側のコメントもあながち冗談とは思えない注目の製品といえよう。
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