PCMCIAカードタイプで1GBの容量を持つHDDの販売が始まった。ラヴェルトという耳慣れない日本企業製で型番は「PHD-RX」。すでに市場では2GBや5GBのPCMCIAカードタイプHDDが流通しているため別段目新しくはないが、これらはいずれも3万円以上。そんななか1GBタイプは物欲先行で思わず手の出てしまいそうな1万4800円という価格設定が実に魅力的だ。少量入荷して販売を開始しているのは若松通商PS/PLAZA。同店では近々まとまった数を再入荷するとしている。
キャリングケース |
1GBクラスの小型ストレージとして思い浮かぶのはIBMのマイクロドライブや、昨年相次いで発表されたコンパクトフラッシュメディア(CF)。これらはデジタルカメラやシリコンオーディオプレーヤでも利用できる汎用性がウリである一方で、ぽんぽんと買える価格ではなかった。それだけに、CFほどではないにせよ、PCカードリーダ/ライタ(の一部)やノートPCに差し込むだけで利用できる1GBのストレージが1万円台というのは注目に値する。CD-ROM 1枚程度のデータを頻繁に持ち運びたいとき重宝しそうだ。持ち運ぶためのキャリングケースも付属している。
ドライブは東芝製「MK2001MPL-1G」で、回転数は4200rpm、キャッシュ256KB。もちろんインターフェイスはPCMCIA TypeIIだ。OSはWindows 98/98SE/Me/2000対応で、Windows XPについては不明。
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