Evo Workstation W6000(W6P/2.2/18K/512/Xr)
Evo Workstation W6000(W6P/2.2/18K/512/Xr)
2002年03月12日 19時58分更新
Intelが1月10日に発表した新型Xeonプロセッサは、1つのCPUが最大2つのプログラムを同時に実行できる「ハイパースレッディング」機構を搭載していることで注目を浴びている。1月30日、コンパックはワークステーション「Evo Workstation」のW8000、W6000両ラインナップにこの最新Xeonを搭載した上位モデルをリリースした。注目のHyper Threadingのパフォーマンスを中心に、W6000の特徴をチェックしてみよう。
黒と銀の精悍ボディ
Ultra160がオンボード
Evo WorkstationにはW4000、W6000、W8000の3ラインがある。このうち省スペースタイプのW4000は、CPUがPentium4、チップセットはi845でSDRAM採用の低価格モデルという位置付け。一方、W6000、W8000では、チップセットはデュアルCPU対応のi860で、メモリはRDRAMという、ワークステーション/サーバ用途を見据えた高級・高性能機だ。W6000とW8000の主な違いは、W8000が
- 64bit PCIスロットを2つ装備(W6000は32bitのみ)
- メモリ最大容量が4GB(同じく2GB)
- フルタワーでベイが計6(W6000はミニタワーで4ベイ)
という点にある。今回試用したのはW6000のデュアルCPUモデル。メモリは512MBで、ビデオカードにはNvidiaの「Quadro2 Pro」を搭載する。
写真1 垂涎の的、HT対応Xeon。従来のXeonと違い、1.8GHz以上のXeonは、HT対応で512KBの2次キャッシュを内蔵する。 |
写真2 ふたを開けたところ。2つのCPUにはともにファンはなく、筐体のファンからエアーを導いて冷却するようになっている。 |