NECアクセステクニカからブロードバンドルータの新シリーズが登場した。ADSLモデム内蔵の「DIRECTSTARΔ」および無線LAN対応の「WARPSTARΔ」は、いずれもFTTHでの利用も視野に入れた高スループットを実現した製品だ。
無線LANやUSB接続もサポートする
高スループットルータ
本体上部のカバーを開き付属のPCカードタイプのLANアダプタ「AtermWL11CA」を取り付ければ、AtermWBR75Hを無線LANのアクセスポイントとして利用できる。 |
本体前面には動作状態を表示する5つのLEDを搭載する。最上部の「DISC」はWAN側との接続/切断状態のインジケータで、LEDの周囲はボタンを兼ねており手動で接続/切断を切り替えることができる。背面にはUSB、シリアル、WAN、LAN用の各ポートを備える。 |
一般的なCATVインターネットやフレッツ・ADSLだけでなくADSLの8Mbpsサービスや、より高速なBフレッツ対応を謳うAtermWBR75Hは、WAN側Ethernetポートも10BASE-T/100BASE-TX通信をサポートする。そのほか、TAやアナログモデムを接続してダイヤルアップ接続を行うためのシリアルポートも装備し、CATVやADSLなどとISDNやアナログ回線の併用が可能だ。
これらを使えば、CATVインターネットでWAN側にもプライベートIPアドレスが割り当てられるようなサービスを利用している場合でも、ダイヤルアップ接続を行ってグローバルIPアドレスの割り当てを受けてストリーミングビデオやネットワークゲームを利用するといったことも可能だ。しかもこれら2種類のインターネットアクセスは、それぞれLAN上の複数のPCから同時に利用することも可能なので、複数のユーザーが同時にさまざまなインターネット上のサービスを利用したい場合でも、誰かが回線を占有してしまうということを避けられる。
付属のユーティリティ「らくらくアシスタント」を使えば、導入設定や接続先設定などの本体機能をすべて設定できるほか、ネットワーク状態の診断やファームウェアのアップグレードなども可能だ。 |