丸紅(株)とマイクロソフト(株)は11日、ブロードバンド回線を利用してソフトウェアを提供する事業を推進する目的で、ASPとホスティングの分野において業務提携を行なうと発表した。
当初、丸紅が社内システムとして開発したASPおよび共有ホスティングサービス“V-Services”をマイクロソフトと協力して事業化し、17日にサービスを開始する。“V-Service”はマイクロソフトのExchange 2000 Enterprise ServerとOutlookを利用し、メール・文書管理・スケジュール管理機能などによる社内の協業の環境をインターネット上で提供するサービス。実際の運営と営業活動は丸紅の事業会社である(株)ヴェクタント・ジャパンと丸紅情報システムズ(株)が行なう。またサービス開始に合わせ、ソフトウェアをサービスとして直接ユーザーに供給するためにASPライセンス契約を締結したという。
“『V-Service』ホスティングサービス”の参考価格は、初期設定費用が1万円、月額費用が1ユーザーあたり3980円から。提供するサービスは、メール・予定表・会議開催通知ほか。利用ユーザー数は無制限となっている。
今後、丸紅は、ホスティングマーケットにおけるWindowsのシェア向上を支援し、マイクロソフトは、ホスティングプラットフォーム導入に関する技術支援とマーケティング支援を行なうとしている。