アマゾンジャパン(株)は5日、同社が運営するオンラインショッピングサイト“Amazon.co.jp”において、電子書籍を販売するコーナー“e-Book ストア”を開設したと発表した。併せて、同サイトのCD販売コーナー“ミュージックストア”で、輸入盤の試聴サービスの提供を開始したと発表した。
e-Bookの閲覧に利用される『Adobe Acrobat eBook Reader 2.2 日本語版』の画面 |
“e-Book ストア”は、アドビシステムズ社製電子書籍閲覧ソフト『Adobe Acrobat eBook Reader 2.2 日本語版』向けの電子書籍を販売するウェブサイト。e-Bookと呼ばれる電子書籍は、通常の書籍と同様に、Amazon.co.jpの“ショッピングカート”で購入可能。購入手続きが完了すると、e-Bookのダウンロード先のURLを電子メールで知らせるという。また、e-Bookの有効期限は、購入した日から60日間。さらに、e-Bookの閲覧に必要なeBook Readerは、同サイトから無償でダウンロードできる。開設当初は、『Rich Dad, Poor Dad』(邦題は『金持ち父さん貧乏父さん』)、『Alice in Wonderland』(邦題は『不思議の国のアリス』)など、英語版の電子書籍を取り扱い、今後、日本語版も追加していくとしている。
“ミュージックストア”で提供する輸入盤の試聴サービスは、試聴音源プロバイダーである米Muze社の協力により、米リアルネットワークス社のRealPlayerの配信技術を用いたもの。ポップス、ジャズ、クラシック、イージーリスニングなど、各ジャンルの曲を約30~60秒間試聴できるという。試聴音源は、RealPlayerがインストールされているパソコンであれば、曲名の右側にある“音符マーク”をクリックするだけで再生可能としている。今後は、輸入盤のほかに、国内盤の試聴音源も追加していくという。