(株)シマンテックは3日、パソコンの“クローン”を作成するツール『Symantec Ghost 7.5(シマンテックゴースト 7.5)』の企業向けのライセンス販売を2002年1月18日に開始すると発表した。価格は、100ライセンスの単価が2030円(アップグレード保険1年、スタンダードケアサポート1年込)。
『Symantec Ghost』は、ハードディスクのデータを複製し、それを別のパソコンのハードディスクにコピーすることで、同じシステムを短時間のうちに作成する。今回は、新たにWindows XPへの対応が行なわれた。
また、隠しパーティションの作成を行なわずに、DOS環境を起動できる“Ghost仮想パーティション機能”や、クライアントソフトのリモートインストール、クライアントのパソコンからのコンソールタスクの実行などが可能になった。
『Symantec Ghost 7.5』リモートクライアントインストール画面 |
さらに、ネットワークの環境にあわせて、マルチキャスト/ユニキャスト/サブネットブロードキャストのいずれかの配信方法を設定できる“Ghostキャストサーバー機能”や、ネットワーク上のデータ量を調節できる“マルチキャストスロットル機能”なども追加された。
なお、Windows XPのリリースに伴い、『Symantec Ghost 7.5 英語版』の先行販売キャンペーンを実施する。12月10日から日本語版の発売日までに英語版を購入すると、インストール用のCD-ROM(定価3000円)の購入だけで日本語版が利用できる。