不要になったCD-RメディアやCD-ROMを処分するとき、気になるのが中のデータ。そのまま捨てた場合、もし誰かに漁られたら秘密のデータが流出してしまう。かといって真っぷたつに割れば、飛び散る破片でケガをしてしまうかも…。そんなときに便利なアイテムが日立マクセルから登場した。CD-ROM処分機、その名もズバリ「CD-Poit」(シーディー・ポイット)だ。
使い方は実に簡単。まず、パッケージを開けると出てくるシルバーの球体をふたつに割って、処分したいCDメディアを挟み込む。次に、片方の半球をくるりと回せば、半球に仕込まれたカッターがディスクにキズを付けてくれる、というわけだ。60(W)×47(H)という大きさのCD-Poitがキズをつけて読めなくしてしまうのは、当該CDメディアの内容やデータの位置などを含む、いわば目次にあたるTOC(Table of Contents)情報が書き込まれたエリア。よって、マルチセッションのCD-R/RWメディアでは第2セッション以降を読みとられてしまう危険性があるので、この点は気を付けた方がいいだろう。
“100%安心”というわけではないため機密データの処分には向かないだろうが、「とりあえず読めなくなるように処理できる」手軽に使えるセキュリティアイテムとしては重宝しそうだ。
価格はDOS/Vパラダイス秋葉原3号店Let'sで2480円。
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