ヤマハ(株)は16日、音源フォーマット“XG(General MIDI)”のマルチメディア向け簡易版となる“XGlite Ver2.0”(エックスジーライト バージョン2.0)を策定したと発表した。同社は“XG”対応の楽曲データの簡易再生向けの規格“XGlite”を1997年に策定しており、その後のハードウェアやソフトウェアの性能向上に合わせ、必要最低限の機能について見直しを行ない、今回“XGlite Ver2.0”として発表した。
見直しを行なったのは、エフェクト(効果)とコントロールパラメーター。エフェクトでは、オプションだったリバーブ、コーラスの効果を必須機能とし、バリエーションエフェクトをオプションと定義した。コントロールパラメーターでは、規定されていなかったハーモニックコンテント、ブライトネス(明るさ)、アタックタイム(音の立ち上がり時間)、リリースタイム(音の減衰時間)などの音色の調整に必要なパラメーターを必須とし、ソフトペダルなどの音楽の表情付けに役立つパラメーターをオプションとして定義したという。